Personal
memo
エリック・サティが好きで、学生時代からこれまでに何曲か弾いたことがある。
反復がとても多いため、演奏中気付くとよく迷子になっていた。
授業では、先生もつられて一緒に迷子になっていたようで(笑)、それもあってか会話では、記譜されている内容には一切ふれることはできず、直感的な響きに対する楽音の解釈がもっぱらでした。
サティは同学科の先輩より、その人柄的な部分もふくめ教えてもらい知った。
その先輩は少し変わった人で、ブコウスキーを敬愛し、十代のころはパンクバンドを新宿のライブハウスなどで活動し、〜ヴェルヴェッツ→ケール→ケージ→現代音楽〜に傾倒したらしい(たしか?)。
寒い日にダブルのライダースジャケットを着て、サティにおける「響」「間」「民族性」という3つのテーマから、あくまでファン、ちょっとだけ批評的な語り口で説明してくれた。
練成中における日々のサウンドスケープを体感しているとそんなことも思い出します。
ちなみに私は、《冷たい小品集》から<Airs à faire fuir>のジャンヌ・モローが詩の朗読をしている作品が好きだ。
2009-10-26 | Posted in Personal | No Comments »
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